こんにちは、こないだクライアントの財務分析をしてて、気になることがあったので書いてみるね。
テーマは何だ?
「立替金勘定」と「経費立替金勘定」の違いについてだよ
おもしろいのか?それ。
超つまらないよ。
頑張れ。終わったら起こしてくれ。
じゃあ、興味のある人だけついてこーい!
先日担当したクライアントの決算書(B/S)がこんな感じでした☟
<流動負債の部>
経費立替金勘定 △2,970,000
普通、立替金といえば誰かが払うべきお金を代わりに払ってあげたもの、つまりその誰かに対する債権なはずだから、流動資産に計上するんじゃないの?と疑問に思ったので調べてみたというわけです。
【目次】
「経費立替金勘定」とは、どんな場合に使われる勘定科目なのか
小規模事業者や創業間もない企業で個人と法人の財布がまだ明確に区別されていない企業で用いられます。
つまり、そのような企業は会社の急な出費を社長のポケットマネーから立て替えていることが多いというわけですね。
立替金勘定と経費立替金勘定の違い
ここで、経費立替金勘定と混同しやすい勘定科目として立替金勘定というものがあるので違いを説明しておきます。
立替金勘定は、本来社員や役員が個人的に支払うべきお金を法人が立て替えているもの。
一方で、経費立替金勘定は本来法人が支出すべきお金を社長が立て替えているもの。
つまり、両者は立て替えている人が異なるということなのです。(これ大事)
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立て替える人 |
立替金勘定 |
法人 |
経費立替金勘定 |
社長 |
負債に計上する理由
前述のとおり、経費立替金勘定は法人から見れば社長に対する負債であり役員借入金と同じような性質を持つものであるから負債に計上されます。
ではなぜ役員借入金勘定を用いないのか?という疑問が新たに生まれますね。
これは、その実態が借入金というよりは立替金に近いこと、役員借入金が頻繁に使われるのは帳簿上の体裁が悪い(銀行から見て資金繰りに悪いイメージを持たれる)などのためなんですね。
マイナス表記の意味
上の例では、△2,970,000。負債がマイナスということは、つまり実質的には資産ですね。よって法人が社長に対して債権を持っていることになります。
ただでさえ経費立替金勘定ってややこしいのにマイナス表記とは、いかがなものでしょうか。
代表者勘定とかで処理した方が分かり易いのでは?
いつか税理士さんに聞いてみよう。
中途半端に終わったな。もっと勉強せいよ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。